妻が望む事とは

私は信仰心を持っ者であり神仏を信ずる者。


したがって、あの世はあり、私の妻は

私が悲しむ事を望まない事は分かっている。


だから、平静心で妻が望む私になれる。


前回のような憑依現象には特に注意が

必要だ。


油断大敵。


プチツーリングで山登り。

40数年前はバイクもオフロードタイプだったし道無き道さえも体力と反射神経もあったから、何の事もなかったが、アメリカンタイプのバイクは手こずった。


休日とあってバイク乗り達が何処からか

わいて出てくる。


私のトロくさいバイクを一気に抜き去る

大型バイクのナンバーは宇都宮ナンバー

だった、向かう所は同じようだ。


それは茨城県の名所、筑波山だ。

40数年ぶりの筑波山にトライしてみた。


急カーブの連続だからスピードは出せない

おまけに馬力がないバイクだから

ローギアの連続。

私の体も昔を忘れはて、チンタラチンタラ

で後続車がなかったから良かったが。

何でこんなに運転下手だったはずなかろうに。

そう、アメリカンバイクは広大な土地の

直線道路を走り安くできているのだ。


筑波山は妻との初めてのデートの場所なんだ。

彼女が作ってきてくれた弁当、

サンドイッチ、今でも記憶に新しい。


宮ちゃん…俺は宮ちゃんの望む俺に

なれているかな?

そう、問いかけて走る。

俺は負けないから安心していていいよ…



目指すはこの山。

これが筑波山だが、見てる方角がよくないので山が一つしか見えてない。


展望台に到着。

バイクどもが見えるが、先程までは

そうとうな数のバイク野郎達がいた。


筑波山と言えば、ガマの油だ。

写真を拡大するとガマガエルが見える。


ガマの油の、のぼりがあったが、今どき

その油とやらは売ってるんだろうか?


ましてやそんなもん傷につけたところで

治るのかいな?


そうなんだ、この駐車場でデートしていたんだ。

ロープウェイも乗ったな。


そんな宮ちゃんはもう居ないんだ。


でも、寂しいけど頑張れるから。


ロープウェイはこの赤色の屋根から向こうの

山に向かっている。

この展望台の入り口に料金所がある。

昔はなかったような気がするが。

タバコ一服して写真撮って即帰りだ。

200円だった。

バイクで筑波山に登りたかっただけだし、


日光は止めとこう。

いろは坂は今時はヤバそうだから

路面凍結してるかもで。

次は那須の教団の精舎に行こう。

車で二時間半かかるから、バイクだと

3時間かかる。

何故なら私はすり抜けはやらない主義だし

車で70~80kmで走るのはたやすいが

バイクだと危険すぎるんだ、

両腕、両足、身体を全部つかっているからだ。

右手はアクセルとブレーキに意識をし

左手はクラッチとウインカー、クラクション

右足はブレーキ、左足はギアチェンジ。

視線は路面状況を確認しながらバックミラー

で後ろ確認、道路の左側を走行するから

人や車の飛び出しに意識を集中する

車を私も乗ってるからか車乗ってる人の

気持ちは分かるが、前方にバイクが

走っていたら、要注意だ、道路工事の

後の縦すじでさえバイクはふらつくし

マンホールの蓋もバイクにとっては危険なんだ、スリップするから。