自殺者の思い。

最近私は泣いてばかりいる。

妻の遺影を見ながら。

これは、半年前に戻ってしまった

心境なんだ。

妻が亡くなってしまった時、

私も死にたった。でも、自殺したら妻には、会えない事を知っていたから、耐え続けた。

半年後あたりから心境の変化はあった。

一年目には涙を流す回数も減っていた。

しかし、今、娘と、その彼氏が

結婚を前提に付き合っている。

家に泊まる回数も増えてきている。

それが私を、また奈落の底に

落とす原因となった。

それは、妻の部屋を妻が亡くなってしまった時のままにずっと

大切にしてきたが、孫も成長し

自分だけの部屋が欲しいと。

それは仕方ない事。

妻の部屋を明け渡す事となった。

妻がその日まで使っていたままのベッド。ゴミ箱のゴミもそのままにしていた、ゴミであっても

捨てられない。

壁には妻が好きだった

夏目友人帳のカレンダーを

並べて貼ってやった。

特にニャンコ先生が好きだった。

ぬいぐるみも

それが今は、妻の部屋ではなくなってしまった。

それからだ、私の心が変化し、

始めたのは。

妻が私の心から剥ぎ取られていく。

妻の部屋ではなくなった日から

毎日泣いている…遺影の前で。

この苦しさ

この悲しみ

誰にも言えない。

言ったところで、分かってくれは

しない。

いや、分かるはずがない。

だから、沈黙する。

周りからは、ただ、疲れているようにしか見えないだろう。

疲れてるのと問われれば

うん、と答える。

本当は違うんだ。

人には言えない本当の思いが

ある。

言ったところで、どうしょうもない、そう思っている。

実は死にたいんだ。

この世に居たくはないんだ。

自殺者の気持ちが分かる人

それは自殺したい人だけだ。


しかし、私は自殺できない。

その理由は以前にも書いたが

真理を知らない人は死ねば楽に

なれると思っている。

しかし、現実は死んでも魂が

霊として存在し続け、まだ生きていると思いその苦しみから逃れたくて、自殺に失敗したと思って

また自殺をする。

しかし、生きている。

また自殺をする。

その繰り返しとなる。

いつまでそれを繰り返すのか。

それは、その人に与えられた

寿命がくるまで。

年老いて自殺したら、寿命が近いのだから、数年でその場から離れられるだろう。

若者の自殺となれば、数十年の間自殺の苦しみ、その痛さを繰り返す事になる。

これは、法則のようなもので

霊界の掟なんだ。

しかも、生きていた時より

その苦しみの度合いは違って

くると言われている。

楽になるどころか、逆に、更に

苦しみの感覚は強くなると言われている。

それを知っていても私は死にたい。

おそらく、私の場合死んだ事に気づくはず。

残りの私の寿命はやく8年~9年のはず。

私場合は死んだ事に気づくはずだから、再度自殺はしないだろう。

では、何処へいくか。

それは反省の世界。

それを、この世的には

地獄と言う。

それを私は知っているから死にたくても死ねない。

後8年~9年頑張れば、

ストレートに妻に会える。

真理を知っているから、

今を苦しみ。

真理を知っているから、妻に会うための最短距離をいける。

でも、辛い…

妻の形が消えていく。

そっとしていて欲しい。

そのままにしていて欲しい。