泣きくずれて

妻がこの世を去り、2年と11ヶ月が過ぎ去り、衝撃の出来事の時の問答無用の苦しさは3ヶ月続き、私は自分の死を待った…けれど。

その後も恐怖を伴う悲しさや苦しさに

襲われていた…

それは2年と数ヵ月続いていた。


三回忌を迎える頃、私の心は、その直接的な苦しさからは少し離れ、

ただ悲しみと淋しさの中にいた。


1日に何をやっていても、必ず

結局妻のいない現実に、その度

その度、私はため息をつき、やはり

出口の無い迷路に迷い込んだような

感じになる。

それは、今も同じ。


夢の中…

私の前に妻がいた、その瞬間、私は

妻を抱きしめた。

会いたかった…と私は泣いた。

抱きしめながら、立っていられなくなり

泣き崩れて、思いきり、大声で泣き

ました。

目覚めても泣き。

放心状態。

泣きながらお祈りをして…

遺影の妻に…ありがとう…と言った。