今日を生きる力が欲しい。

俺の勇気は何処にある。

今日を生きる為の勇気だ。

妻に先立たれ、悲しみ、

苦しみ…でも頑張って生きてるのに

…俺ってこの家にいないほうが

いいんだろうな…きっと。


なんの役にもたたないし、

いや、やってるよ、庭木の手入れ

除草や防草シート張り。

でも、そんなのやってもやらなくても、関係ないか。


ただ金のかかる爺としか思われてないのかな。

かまわないけど。


家族なんかいらない。


独りだったら気楽なんだ。


俺の人生のほとんどを使って

働いて建てたこの家を汚く

使い、おまけにバカにした口を

ききやがって…。

あの言葉は忘れない。

あの言葉だ、一年も経ってるのに

まだ、そんな事いってるのと

言う言葉が心に突き刺さって

抜けないでいる。

せめてこの家を綺麗に使ってくれたら…。

娘を恨む俺がいる。

でも、俺がこの世を去る時には

金を娘に残してやりたい

俺がいる。

今日を生きる力を探して、居合い道場へ行った。

でも、残念ながら俺の身体は稽古に耐えられなかった。

板の間の正座で足の甲が腫れてしまった。

まずい!おれは骨粗鬆症だったことを思い出した。

入会即脱会となった。

でも家で立ち技の稽古はしてるよ。

おかげて、足が丈夫になった。


俺に逆らう奴は斬る!

それが俺の勇気となるのか。


とりあえず板東無外流である。

ここは剣客商売の秋山大二郎が

稽古に来たところだそうだ。

剣客商売といえば藤田まことだ。

自分て形を考えて10人相手の稽古をしている。あてれば骨折するから。真剣でははいが、重さなほほ同じ、やく1キログラムだから。

勇気が欲しい。