季節の変わり目に

夏が終わり、秋になっていく。

ツクツクホウシ

コオロギの鳴き声

宮ちゃんが生きていたら

変わりゆく季節を

感じていた事だろう

「宮ちゃんコオロギが鳴いてるよ」

「宮ちゃんツクツクホウシが

鳴いてるよ」

夫婦2人で季節を感じ合う事は

もう、出来ない。

もの哀しい秋の感じ

何なのだろうか

この寂しさは

夫婦2人で感じたかった

今までは、当たり前のように

そうなっていた

宮ちゃんを亡くして

初めて知った自分の心

自分の心の半分は

宮ちゃんだったんだ

宮ちゃんが、亡くなってしまったから。

自分の心は半分になった

宮ちゃんに会えるのは

想いでの中だけ

人生とは一生の記憶、と言うが

まさに、その通り。

想いでの中に生きよう。