妻を亡くした悲しみは続く④

妻を亡くして悲しみ、苦しみが

続いている。この苦しみ…

いったい私がどんな罪を犯したから、こんな苦しみを受けているのか。そんな時この言葉に出会った

【 罪を許す力】

人は生まれながらに、罪を背負っているのか、そうでも考えないと人生が辛すぎる時もある。

人生の不幸を、環境のせいにしてはいけないと、思いながらも幾度も涙の流れる日に出会う。

愛する人とは別れ、憎みたくなる人とは出会い、求めるものは手に入らず、肉体煩悩の 消え去るに苦しむ。

原罪はなくとも「カルマ」(業)は

あるであろう。 そうでも考えないと自分の愚かさを許せまい。

しかし耐えよ、魂は磨かれるために、この世に生まれてくるのだ。青空を見上げて、しばし、涙のこぼれ落ちるにまかせよ。完全な人生などないのだ。あなたが自分を許せなくて、いったい誰が許せようか、罪を許す力に目覚めたとき新しい愛が見えてくるのだ【現成の仏陀より】


確かに、神の目から見れば私は

数々の罪を犯してきただろう。

しかし、いち個人の、ささやかな罪など、そんなもの、とるに足らないではないか。

暴力的なる行動をして、他の人を

苦しめる人達。自国民を犠牲にしてまで武力を手に入れんとする国

の指導者。しかし神は、それをも

許しておられる。しかし神は言う

のだろう。その苦しみの種が自分にあると思うならば、その自分をこそ、許してみよと。自分を許す

力を持てたなら、その力は他の

人を許す事ができる力なのだと。