青春は取り戻せるか

苦しいだろう。

悲しいだろう。

辛いだろう。

今日を生きるに 恐怖心を感じる。

宮ちゃんのいない 人生に、

恐怖を感じる 日々。

苦しいよ。

悲しいよ。

辛いよ。

いくら泣いても 悲しみは重く

いくら嫌だと言っても

この苦しみから 逃げることはできない。

桜の木が 見事な花を咲かせ

桜の木としての 青春が そこにあった。

でも今は 枯れ木のように見える

花を咲かせることが青春ならば

桜の木は 1年ごとに 青春が来る。


俺の青春は もう終わっている。

宮ちゃんが生きていてくれたら

年老いても それなりの 青春という

ものが あったのかもしれない。


苦しさに負けている。

悲しさに負けている。

だからこそ辛い。


でも 今日を生き抜け。

今日の波を越えて行こう。

明日の波など 考えるな。

今日の 波を越える事だけを、

考えて、 今日を生き抜け。

明日の悩みは 明日考えれば良い。


もうすぐ 俺の青春もくるだろう

あと少しだ、 あと少しだ。

だから、今日を生き抜け。


地上の命は あの 芋虫のように

地べたを 這いつくばっている。

その芋虫も 、 やがて 蝶になり

鮮やかな 羽を広げて 大空を、

自由に飛び回る。

それが青春。


やがて自分も この肉体から抜け出して、 天上の世界に逝けば、

蝶の如く 大空を自由に飛び回り

青春の中にいることだろう。


今は芋虫だ。

苦しいだろう。

悲しいだろう。

辛いだろう。

だけど あと少しで 蝶になれるから

今日を生き抜くんだ。

そこに 青春が待っている。

転生輪廻の思想 を信じて、

今日を生き抜け。