天国にいる妻へ。

宮ちゃんへ。

宮ちゃん、俺は青春を取り戻すぞ。

若かりし時の俺は、若いと言う

だけで光り輝いていた。


その頃の俺には、思えば、漠然と

した夢や希望が、あったか、

無かったか忘れたが、ただ言える

事は、夢や希望が、あろうが

なかろうが、1日、1日が光り

輝いていた。…なんだったんだろう


何かはしらないが、期待感?

チャレンジ精神?


宮ちゃんを亡くしてからの絶望間

そして、絶望のどん底に落ちた。


その、どん底を、ぶち破った。

…?

青春を取り戻す!

青春を取り戻す!

青春を取り戻す!


そこに、一条の光りがあった。

時間を逆戻りさせてみようと思う。

若かりし時にやっていた事を

もう一度やってみよう!


まず、ギターをやる!

そして、バイクで走る!


思いたったら急げ!と、ばかりに

バイクを買いに行った。


しかし、待てよ?、この歳で

バイク?…とりあえず店に入って

みた。そしたら、なんと

白髪の老人がバイクを買いに来ていた。

ならば、俺がバイクを買っても

おかしくはない。

よし!買うぞ!買ったぞバイク!


身体に悪いからやめなよと言われていたタバコ。一年間やめていたが、タバコも吸いはじめた。

よっしゃー!身体に悪いタバコを吸って、バイクで、すっ転がって

お陀仏となるもよし…と少しは

思った。

でも、それではいかん。


生きるぞ!頑張って!

この世にのこされた旦那が頑張っていると、あの世の、奥さんは

周りの人から、「あなたの旦那さんは、頑張ってますね」と皆から誉められるって、知っているね、宮ちゃん。


宮ちゃんのために頑張って生きるよ。再会の時を、楽しみにしているよ。