会えない苦しみ。

妻を亡くして苦しんだ。今まで、いつもそこにいたはずの、妻はもう居ない。

あの世にいる事はしっている。

あの世とは何処にあるのか。

あの世とは、次元の違う世界だ。

次元の違う世界は何処にある。

この世は3次世界と言われている


あの世とは、4次元から始まり

人霊が存在する次元は9次元まで

と、言われている。


では、その、4次元から9次元は

何処にある。

天国、地獄は何処にある。


実はここにある。

今、自分がいる所、自分が存在

しているここにあるのだ。


天国は何処にある。

地獄は何処にある。


天国は、空の彼方にあるのか。

地獄は地の底にあるのか。


実は、天国も地獄もここにあるのだ。

この場所に、自分がいる同じ

空間にある。


あの世とは、心の世界のことを言う。

ならば、心の世界は何処にある。

心って何処にある。


自分の胸のあたりか。

自分の心臓のあたりか。

頭の中か。


さらに、言うなれば、誰にだって

心はある。

自分には心など無いと言う人は

居ないだろう。


誰もが、心はあると言うはずだ。


では、有ると言うその心なるもの

を、見せてくれと言ったら

心そのものを、取り出して

見せる事のできる人など

居ないだろう。


人は皆、目には見えない、その

心を、目には見えなくても

有ると、認めている。


ならば、あの世が有ることを

認めいると同じ事だ。

それが、分からない人が

多すぎる。


妻が亡くなって、私は苦しみの

どん底で、泣いてばかりいた。


しかし、その時、苦しみの

どん底に居たのは、

私だけではなかったはずだ。

妻の側から見れば、

私が泣いている姿を見ていたはず

私の声も、聞こえていたはず。


まるで、テレビの、実況生放送を

見ているように。


私に、声をかけても通じない。

私の身体に触れようとしても

触れられない。


急すぎる死に方だった。

お互いが、離ればなれに

なってしまうと言う覚悟も

出来ていなかった。


物質世界にいる私と、心の世界と

言われるあの世で霊存在となった

妻は、同じ空間と、同じ時間の

中に居ても、意思の疎通が、

出来ない強烈な苦しみを、私と

同じく感じていた事だろう。


まだまだ会えない苦しみは続く。