納得いかない人生。

妻のいない初めての、年の暮れ


妻のいない初めての正月。


何なんだこれは。


どうしたと言うのだ。


何故なんだ。


遺影の前で泣き。


タバコを吸いながら泣き。


買い物していて、妻の髪型に、

似ている人を見掛けて

店の中で泣きそうになって、


車の中で泣いた…


受け入れられない。

妻が居ないなんて。


でも、こんな姿を妻が見たら

どう、思うだろう。


妻を哀しませたくない。

私が、妻に、してやれる

最大の事は、哀しまない事だと

分かっているが…。


私は口癖のように、毎日

言っている。


大丈夫だから、心配しないでね。

俺頑張るから…。


妻に、安心を届けたい、その

一心で、毎日妻に、話し掛ける。


大丈夫だから…。

大丈夫だから…。


もう7ヶ月が過ぎたよ。

7ヶ月、宮ちゃんに、近づけたよ


辛い日々を、頑張って生きる

姿を、宮ちゃんへの、おみやげと

して、持って帰るからな。


どうか、俺の、哀しむ姿を見て

哀しまないでくれ。


俺は宮ちゃんに、安心を、

届けたいんだ。


この哀しみの十字架を、

背負って、1日、1日を生きる事が、

1日、1日と、宮ちゃんに、

近ずいている事を知っているから。

涙は流れるけど、

俺頑張るから…。

哀しまないでくれ。


俺頑張るから…。