妻が答えてくれた。

朝が来るのが怖い。

また、妻が居ない1日が始まる。

なるべく遅く起きて

苦しみの時間をできるだけ

少なくするため、安定剤を使って

苦しみの現実から逃れようとした

ティッシュがいくらあっても

足りない。

そのうち泣き疲れて

眠ってしまう。

夜になり妻の遺影の前で

ご飯を食べる。

食欲がないから、味噌汁かけて

さらさらと。泣きながら。

妻の遺影に話しかけた。

「そっちの世界で頑張ってるかな」。

その時に遺影の中の妻の、唇の端と頬の端が、ピカッと光った。

直径が1cm.位の少し眩しい光り。

この時は2ヶ所だったが

別の日には3ヶ所光った。

こちらの言葉に妻が

答えてくれた瞬間だった。

あの世ってあるんだな。

目には見えないけれど

あるんだな。

答えてくれて、ありがとう。

宮ちゃん!