待つ人のいない悲しみと買い物の惨めさ

バイクで出掛けそして家に帰る…

でも、そこには俺を待つ人はいない…

なんて悲しいんだろう。

バイクで出掛けたといっても

遊んでいたわけじゃない。

布教誌を配布しているんだ。

ある時には道が複雑で訳がわからなくなったり…

ある時には悪人でも見るような

目で見られ…

またある時には否定され…

俺は何をやっているのだろうと

思ったりもする…

とにかく宗教って言うのは嫌われるものだ。

こちらは善意でやっているつもり

だが、相手様にとっては犯罪人

扱いとなる。

ズタボロになって家に帰る…

涙が流れる…

家には俺を待つ人はもういないんだ…。

それと、買い物の惨めさ…

5kの米を買い缶詰め14個と玉子を買った…

どうみても独り暮らしのオッサン

だ。

死別ブログの人達は自分1人分の

食料を買うのに抵抗感はあるのか

どうか…

そんなのは経験済みか…。

女性ならまともな食料を買うだろう。

いろんな食材を買うだろう。

泣きながら家に着く…

玄関先でタバコを吸う…

ふっとキンモクセイの香りが

漂ってきた…

もうすでにキンモクセイの花は散りキンモクセイの香りがするはず

がないのに…。

妻が励ましてくれているんだなと

勝手に思いこむ…。

そして今薄暗い部屋で、こうして

心の悲しみを吐き出している…。