狂い始めた人生

昨年のいま頃は苦しみのどん底から少し浮き上がり、放心状態だったので記憶がない…

しかし、今ともなれば

クリスマスも年末もなければ

年初もない。

生きてる意味も無い。

自分の存在の意味も無い。

生きてる必要も無い。


ただの邪魔者。

居候。

同居人。


…でも、心は青春時代に戻っていく。

身体だけは変化してるが心の時間は戻っていく。


もう、俺は守る者がいない。

いったい何の為に俺は生き続けるのだろう。


家族…

そんなものいない。


買い物に出かけると今までは

気にもかけなかった老人に関心をもつ…

独りで歩いてる老人…

長椅子に腰かけて話しをしてる

歯の無い老人達…


みんな孤独なんだ…


スーパーの入り口付近の長椅子で

話ししてる老人達…


その言葉は不平不満だった。


あんな老人にはなりたくない。


俺は初老なんだろうけど

自分では分からない。


何かが狂ってきている…


ギターの弾き語り…何でこんな

事やってんだろう…


刀での殺人の練習…

何で…

るろ剣…


スマホでのカラオケ…

もの悲しい中島みゆきの歌…

独りで唄いそして涙を流す。


さぁ孤独な人生を俺は

生き抜く…

生き抜いてみせる…

人生100年時代は近い。

ならば、あと半分くらい

残ってる…生きてやる

俺は生きてやる。

当たり前だが

死ぬまで生きる。


実際には日光の山が見えていたのだが…ジュースのペットボトルとバックミラーの間あたりに。